看護師の悩みとしてよく挙がるのが、睡眠の質です。疲れているのに眠れない、睡眠が浅いと感じている看護師は多くいるようです。看護師に睡眠障害が多い理由とされているのが、不規則な勤務体系です。
夜勤に従事する看護師は、基本的に勤務時間が一定していません。結果的に体内時計の調整がうまくいかなくなり、睡眠障害を起こしてしまうのです。長期的に睡眠障害が続くと単に睡眠が取れないだけでなく、うつ病を引き起こすこともあります。
睡眠障害を解決するためには、まず不安の気持ちと上手に付き合う必要があります。「また眠れないかもしれない」と思い、焦ってしまうと余計に眠れなくなってしまいます。そのため「何時間寝ないといけない」という強迫観念やこだわりは捨てましょう。「いつかは眠れるさ」と気楽に考えた方が、良い睡眠を確保できるものです。
そんな心持ちになるためには、無理に寝ようとするのではなく、寝る前に落ち着く空間をつくることが大事です。照明を暗めにして、アロマを焚いたり瞑想したりして、就寝前の時間を心穏やかに過ごす工夫をしましょう。
睡眠障害を抱えてしまうと疲労が溜まっているため、休日に寝だめをしようとして、ほぼ睡眠という形で過ごしがちになります。もちろん、休日に身体を休めることは大切ですが、それだけで終わってしまうと味気ない毎日になってしまいます。
看護師の仕事は肉体的にも精神的にも大変な仕事が多いです。その分、プライベートが充実していると仕事に張りが出るものです。そのため、日頃からしっかり眠れる状況を作り、休日はショッピングに行ったり、趣味を行ったりと、自分が好きなことを一つでも行える体制を作るのが理想です。